川崎市麻生区の地域情報紙「メディ・あさお」です
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メディ・あさお175号(2016年6月25日発行)

【あさおヒューマン】麻生区長・北沢仁美さん

区役所3階にある区長室の窓からは、中庭でお弁当を食べている人が見えたり、親子連れの声が聞こえたり。そこが気に入っていると、北沢区長はちょっぴりはにかんだような笑顔を見せてくれました。「麻生区初の女性区長」という気負いは全くない、しなやかな印象の方でした。
弟2人の長女で「友達のお母さんに『北沢さんと一緒なら』と安心感を与えていた」とか「2学期か3学期に学級委員に選ばれる」タイプだったというのが納得の真面目な優等生。でも「小学校3年のとき学級委員に選ばれた後、学校に行きたくなくて、お腹が痛いって仮病を使ったことがあるんです」というぐらい、控えめで引っ込み思案なところもあったのだとか。そんな北沢さんがキャリアを積めたのは、上司など周囲の人に恵まれたことが大きかったといいます。
幸区在住ですが、生まれも育ちも川崎区。高校卒業後、化粧品関係の会社に勤め、20歳で市の職員に転職。まずは保健所での母子手帳の交付や子どもの健診の受付などを担当します。多摩区から分区したばかりの麻生区には、保健所職員として勤めた経験も。
転機になったのは、多摩保健所時代の上司から健康運動指導士の資格取得を勧められたこと。初めてできた行政職用のコースで資格を取得した後は、好きな運動の専門職として保健師や栄養士などとチームを組むことに。これまでになかった仕事のスタイルで皆をリードしていく立場になったことで、仕事がおもしろくなっていきました。
20代の自身を振り返って「実は自分の消極的なところを嫌だと思ってたんです。変わるきっかけが欲しかった」という北沢さん。健康づくりに携わることで、自分が変わり仕事も広がったようでした。 公務員につきものの短い期間での異動も自分を変えるチャンスと、楽しみにしていたという北沢さん。でも本庁勤務になったことで環境は一変。「私は何のためにここにいるのかな」と悩む時期を過ごすことになりました。それでも「やれることしかできない」と、地道に努力を重ねる姿は、確実に上司の目にとまっていったことでしょう。
上昇志向はなく、区長になるなど想像もしたことがなかったそうですが内示を受けたときは「考えるのは得意じゃないし、とりあえずやってみよう」と決意。「定年まであと2年なので、仕上げの気持ちで務めたい」とおっしゃいます。
一人暮らしの気楽さもあって「食生活はいい加減」で自身の健康づくりは「できてない」そうですが、取材前日は久しぶりにテニスでいい汗を流したとか。うっかり日焼けしたときのために「安い化粧水でいいからシートにたっぷり浸して顔にのせるローションパック」を勧めていただきました。
親しみやすい区長には、誰もが意見を言いやすそう。今後のきめ細やかな区政に期待、大ですね。

(2016年6月25日発行)

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タブロイド版全8ページ、発行部数は約7万部。
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