川崎市麻生区の地域情報紙「メディ・あさお」です
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メディ・あさお197号(2018年4月25日発行)

「自分は大丈夫」と油断していませんか 振り込め詐欺の最近の手口

「振り込め詐欺? 何それ?」という人は、おそらくほとんどいないでしょう。「振り込め詐欺に注意? もう聞き飽きるほど聞いたよ」という人もいるかもしれません。しかし、それでも被害が減らないのが振り込め詐欺。知っていても騙される、「自分は大丈夫」と慢心する人が引っかかる、それが振り込め詐欺という犯罪なのです。

▽被害者はこうだまされる
「声がおかしいなと思っても、風邪を引いてるなどと言われて信じてしまった」。息子や家族になりすました振り込め詐欺の被害者は、よくこんなことを言うそうです。電話で声だけで本人かどうかを聞き分けるのは、実はとても難しいのです。決して安易に「自分の息子かどうかなんて、聞けば分かるに決まっているじゃないか」などと思ってはいけません。みんなそうやってだまされてきたのです。
近年では、区役所の職員、警察官、弁護士など、犯人がなりすます対象も多様化しています。犯人に共通する手口は、ゆっくり考える時間を与えないこと。「今日中に」「○時間以内に」などと言って慌てさせることで思考力を奪い、「大変だ! 急がなきゃ」と思い込ませることで、冷静になれば「おかしいな?」と気付けることでも気付けなくしてしまう、これが犯人たちの狙いなのです。

▽現金はこうだまし取られる
最近の振り込め詐欺犯は、金融機関での現金の引き出しや振り込みのチェックが厳しくなっていることを知っており、金融機関以外の場所から現金をだまし取ろうとする手口が急増しています。
よく使われる手口が「手渡し」。上司が、友人が、職員が、自分の代わりに行くから……などと称して、「受け子」と呼ばれる犯人グループの一人が直接被害者と接触して現金を受け取る手法です。現金を受け取るのは、結局「あなたの知らない人」なのです!
還付金詐欺などでよく使われるのは、コンビニや駅、病院など、金融機関以外の場所のATMから現金を振り込ませること。こうなると、ATMのある場所はすべて「振り込め詐欺の現場」となる危険性があります。ATMから還付金が戻ることは絶対にありません。区役所や金融機関などの人間が携帯電話でATMの操作を指示することも絶対にありません。
そして最近増えているのが、コンビニなどでも売っている電子マネーを利用しての詐欺。高齢者には特になじみのない人が多いでしょうから、要注意です。

麻生警察署管内で、ことし1~3月に発生した振り込め詐欺被害は7件約940万円。前兆電話は毎日のようにかかっています。大切な財産を卑劣な犯人たちに渡すことのないように、区民の皆さんも気をつけましょう。

※怪しい「前兆電話」がかかってきたら!
麻生警察署……電話044-951-0110
電話を常時留守電にしておくだけでも犯人は嫌がります!

(2018年4月25日号掲載)

「メディ・あさお」とは

川崎市麻生区で月1回発行している地域情報紙です。
タブロイド版全8ページ、発行部数は約7万部。
麻生区内全域(岡上をのぞく)の各家庭に手配りでお届けています。

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