川崎市麻生区の地域情報紙「メディ・あさお」です
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メディ・あさお201号(2018年8月25日発行)

「天使の音色」 新百合へ 阪田知樹さんピアノリサイタル

9月22日午後2時から麻生市民館で、ドイツ在住のピアニスト阪田知樹さんのリサイタルが行われます。
2016年のフランツ・リスト国際ピアノコンクールでアジア人男性としてコンクール史上初の優勝を果たし、「まるで天使が弾いているかのようだ」と絶賛された阪田さん。5歳のときからピアノを始めましたが、ピアニストとしては「比較的遅めのスタート」だったとか。
しかし「音楽に対する興味が人一倍で練習もとても好きだった」ため、その才能はみるみる開花。19歳の時にヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで最年少入賞を果たし、イタリアの名門「コモ湖国際ピアノアカデミー」には最年少生徒として認められるなど、気鋭のピアニストとして世界的な注目を集めています。
今回のリサイタルの曲目はベートーヴェン「ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調Op.110」、クライスラー/ラフマニノフ「愛の悲しみ」「愛の喜び」、シューマン「交響的練習曲Op.13」、リスト『パガニーニによる超絶技巧練習曲』より「ラ・カンパネッラ」「狩り」など。阪田さんが力を入れて取り組んでいるベートーヴェンとシューマンの2つの名曲を軸に、ライフワークである「ラ・カンパネッラ」など超絶技巧を凝らした作品、アニメ&映画『四月は君の嘘』で劇中音楽として演奏した「愛の悲しみ」と、クラシカルな作品から親しみやすいお洒落な小品まで様々な作曲家の作品を取り上げます。
ピアノの魅力は「豊かな音から繊細な音までのダイナミックレンジの幅、オーケストラにも勝るとも劣らない音域の広さ、そして個人的にはグランドピアノのフォルムもとっても好きです(笑)」と語る阪田さん。麻生区では初めてのリサイタルですが、「これまでクラシック音楽をあまり聴く機会がなかった方々には、魅力をお伝えできたら、また既にクラシック音楽に馴染みがある方には魅力の再発見をしていただける、そんな公演になれば、と思っています」と抱負を語ってくれました。
チケットは全席指定3500円(税込)で、あかもと本舗(電話044-951-3746)などで好評販売中です。
問い合わせは電話044-989-8548パインオリジン。

(2018年8月25日号掲載)

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