メディ・あさお208号(2019年3月25日発行)
30階建てビルを計画 柿生駅南口再開発
長年にわたって足踏み状態が続いていた柿生駅周辺の再開発が、大きく動き出そうとしています。
狭くて歩道もない商店街の道路や駅の南北間の連絡の悪さ、駅ホーム両脇に道路があり「開かずの踏切」化しやすいなど、柿生駅周辺は多くの問題を抱えており、その再整備は1980年代から30年来の課題となっていました。
昨年3月、川崎市は柿生駅の南北を一体化した計画的なまちづくりのための「柿生駅周辺地区まちづくりビジョン」を策定しました。一方、住民らによる「柿生駅前南地区市街地再開発準備組合」では、駅南口に面する商店街など0・8ヘクタールの地区について、共同住宅や商業施設などを備えた地上30階、地下1階の高層ビルを核とした事業計画案を作成。すでに2月には住民向けの説明会なども行われ、同組合では2022年度の着工、2025年度の竣工を目指したい考えです。
同組合では「駅周辺の課題については我々も認識しているが、まずは南口の再開発を行い、そこからの波及に期待したい」と話しています。
(2019年3月25日号掲載)
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