川崎市麻生区の地域情報紙「メディ・あさお」です
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メディ・あさお211号(2019年6月25日発行)

【あさおライブラリ26】心も育む体育授業 柿生小学校

 「柿生小学校のこのほど完成した体育館の落成祝賀会が(中略)開催された。(中略)地元が生んだオリンピック体操選手加藤武志さんに、加藤さんの母校早稲田大学の体操部部員四名を加え、体操の模はん演技が行なわれた」〈「くらしの窓」167号【1969(昭和44)年3月1日発行】より〉

現在の柿生中学校の場所から1959(昭和34)年に移転した柿生小学校。その10年後にようやく体育館ができた感動を、ある卒業生は文集に「完成した体育館はもうみんなのよろこびを、いっぱいにしました」と記しています。祝賀会は、前年のメキシコシティーオリンピックで、体操男子団体総合金、個人床銅メダルを獲得した加藤武司(記事中の名前は誤り)選手の演技により、華々しく彩られました。記事中の「地元」とは、加藤選手が麻生区(当時は多摩区)に2年間住んでいたことに基づく表現です。
同校には現在もトップアスリートが特別授業に訪れます。中でもシドニーオリンピックのトランポリン競技に出場した中田大輔選手、フロンターレの中村憲剛選手は2014年以来3回も訪問。力を入れる理由について、伊藤聡志校長は「テレビでは決して感じ取れない迫力に触れたり、夢の実現について話を聞く刺激的な体験を、小学生のうちにたくさんさせてあげたい」と話します。また学校教育目標の一番最初に『強くたくましい子ども』を掲げる同校は、この体育館ができた1969(昭和44)年から何度も体育研究校として指定されており、現在も研究に取り組んでいます。昨年度は県学体連優良校表彰も受けました。
近隣にミニバスケットボール「柿生フィリーズ」、サッカー「FCパーシモン」など児童スポーツの強豪チームが多いのも「素直な子どもたちの面倒を、地域の人たちがよく見てくれているからでは」と伊藤校長。来年の東京オリンピックに向けては、同校出身で柿生青少年柔道会OBの高木海帆選手が、オーストラリア代表として出場を目指しています。

【「くらしの窓」とは】
新聞販売店・赤本新聞舗(現・あかもと本舗)創業者の赤本良造が、1955年に購読者サービスの新聞折込として創刊。高度経済成長期の地域の変貌ぶりなど、全国版の新聞では紹介しきれない情報を読者に伝え、地域情報紙のさきがけとなりました。
その後、関連会社のくらしの窓新聞社(現・メディスタくらしの窓新聞社)に引き継がれ、2011年まで56年間、1397号を発行。本紙「メディ・あさお」は「くらしの窓 麻生区版」として2001年10月に創刊されました。現在の社長・赤本昌応は3代目にあたります。

(2019年6月25日号掲載)

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川崎市麻生区で月1回発行している地域情報紙です。
タブロイド版全8ページ、発行部数は約7万部。
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