川崎市麻生区の地域情報紙「メディ・あさお」です
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メディ・あさお219号(2020年2月25日発行)

【あさおヒューマン】川崎フロンターレ 麻生アシストクラブ会長・高桑光雄さん

2017年から麻生アシストクラブ(2面記事参照)の3代目の会長を務めている高桑光雄さん。「会長は行きがかりでなったようなものだけど」と言いつつ、「ありがたいことに、会長になってから優勝が続いていましてね。私が観戦に行くと、チームの勝率もいいんです」とニコニコ顔の高桑さんは、戦後農業の移り変わりを身をもって体験してきた生き証人でもあります。
自宅の庭には「樹齢300年くらい」という禅寺丸柿の木が立つ代々続く農家に、1948年に生まれた「柿生生まれ、柿生育ち」の高桑さん。小さな頃から家の手伝いで農業に親しみ、明治大学農学部を経て当時の川崎市多摩農協に就職し、柿生禅寺丸柿保存会の立ち上げなどに携わりました。
1997年、市内4つの農協が合併して現在のJAセレサ川崎になると、10年後の2007年には組合長となり、セレサモスの開店などに指導力を発揮。「セレサモスは、市内農業の活性化に役立ったんじゃないかなと思っています」。
2014年にはJA神奈川県中央会・連合会の会長に就任し、農協改革や規制改革、TPPなど、新聞の1面を飾るような、農業をめぐる全国的議論にも関わってきました。
そんな高桑さんがフロンターレと関わりを持つようになったのは、セレサ川崎が等々力陸上競技場での冠試合のスポンサーをするなどして、クラブとつながりがあったため。「組合長時代は、ハーフタイムにバックスタンド前でサポーターにあいさつをしていたんですよ」。
また、当初は立場上、等々力のメインスタンド(当時は建て替え前)の貴賓室で試合を見ていたそうですが、「貴賓室は外の音が聞こえないんです。それで、一度貴賓室の外で観戦してみたら、サポーターの応援の迫力や盛り上がりに圧倒されましたね」という思い出も。
一方で、高桑さんは若いころからJA勤めの傍ら、消防団や青少年指導員、自治会など、地域での活動も積極的に行ってきました。「アシストクラブはフロンターレを通じて地域を元気にするため設立されたということなので、それなら引き受けましょうと」いうことで、JAの役職を退任したタイミングでアシストクラブの会長となったのでした。
「フロンターレは地域密着に力を入れているでしょう。だからこそ人気があるんだと思うんです。これはずっと続けてほしいし、我々もサポートをしていきたいですね」。
「アシストクラブの活動は会員の皆さんのおかげなので、区民の皆さんにももっと知名度を上げていきたいなと考えています」と、青玄まつりやバスツアー以外にもアシストクラブにできることはないか、思案をめぐらせる一方、「激励会で選手たちに贈呈した『やまゆりポーク』、あれは美味しいんですよ」と県産農業ブランドのPRも忘れない高桑さんです。

(2020年2月25日号掲載)

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