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メディ・あさお222号(2020年5月25日発行)
【特集・どうなる? 横浜市営地下鉄延伸】リニア非常口はどうなる？ 東百合丘のまちづくり
ヨネッティー王禅寺付近、とだけ決まっている川崎市内の中間駅。昨年1月に「最有力」と発表された当初は驚きましたが、地図を見るとすすき野〜ヨネッティー間は住宅地が少なく、ヨネッティー〜新百合ケ丘間は途中まで尻手黒川道路の下を通ることができるなど、用地取得に時間がかかる民有地が少ないというメリットもありそうです。
またヨネッティー近辺で気になるのは、JR東海が東百合丘に建設中のリニア中央新幹線の非常口。これはあくまで大規模災害などの際の非常口であって、リニアの駅ができる訳ではありません。言い換えれば、この非常口自体には人が集まったり、にぎわいを生み出す要素はない訳です。ポッカリと空いた非常口周辺の土地が、新駅設置に伴うまちづくりに、どう関わってくるのか……?
横浜市は、「新百合ケ丘まで地下鉄を延伸するならどこかで必ずリニアと交差する訳ですから、その点はJR東海さんにも情報提供しています」とする一方、東百合丘のまちづくりとの関係については「それは川崎市さんの話」としています。川崎市は「JR東海さんには現時点では情報提供を行っているが、協議などはまだ行われていません」とのこと。ただ、JR東海は現在、コロナ対策で大幅に事業を縮小しているため、協議が近いうちに行われる確率は低そうです。
またこの辺りは横浜市との市境に近く、川崎市では「まちづくりが横浜市域にまで関わる内容になった場合は、当然横浜市との協議になる」と話しています。
(2020年5月25日号掲載)
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